1−集落配置
集落は都市とは異なり、ある意味自然発生的要素が強いと考えられ、長い歴史を掛けて現在のような配置形態となっています。特に自然との係わりが強く、当所からある集落は、多少の水害では浸水しないよう、田畑に比べ若干高台にあり、水はけが良く、地滑りなど少ない土地を選んで構成されていったようです。集落には里山を背後に麓に直線的に配列する場合や、半円形状で田畑を取り囲む場合、田畑の中心に集まっている場合、街道沿いに平行に配列している場合、各戸がバラバラに配置している場合など、様々な配置形態にあり、集落が個性的な所以でもあります。集落を計画する際はこれらの要素を読み取らないと集落のもっている個性の1つが失われる事になります。
|