樺山発電所(旧院内発電所)概要: 樺山発電所は当初院内発電所と称して、遠く院内銀山に電力を供給していました。院内銀山は江戸時代から秋田藩により大きく発展してきましたが、明治に入り民間企業による近代化が図られさらに多くの電力が必要とされました。建物は院内鉱山から切り出された石材を使用した石造の切妻屋根で、秋田県内では石造りの建物は極めて少なく貴重な建物と言えます。柱形や窓回りなど外壁面より張りださせる事で立体感を出し、窓は縦長を基調として上部を半円のアーチ状にする事でより、洋風なイメージを与えてくれます。歴史的にも現存する発電所建築の中で2番目に古いとされ、石造の発電所では最古と言われています。案内板によると「院内銀山の動力源として明治33年に完工した近代化遺産として貴重な発電所です。」とあります。
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