幕林八幡神社(大仙市鑓見内)

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概要・歴史・観光・見所
幕林八幡神社(大仙市鑓見内)概要: 大仙市鑓見内に鎮座する幕林八幡神社は案内板によると「幕林八幡神社は、その昔、八幡太郎源義家の軍勢が八乙女山にこもる阿部一族を討つため本陣を張ったところと伝えられています。社殿は5間4面社で、明治8年(1857)に郷社となり地域の深い信仰を集めています。神殿は、江戸時代初期の建造といわれ、建物を保護する大きな鞘堂で包まれています。昔は広い社地一帯に過ぎの古木が繁っていましたが、戦時中の木材調達により伐採されました。現在の杉林は昭和25年の植栽で、少しづつ往時の姿がよみがえっています。神社には、義家公奉納と伝えられている鑓一振りや、戸沢安盛氏奉納とされる石鏃、荻津勝他孝の描いた「首実験図」などの貴重な資料が収められています。文政11年(1828)菅江真澄はここを訪れ、神社のスケッチのほか、その由来を詳しくかきのこしています。」とあります。

幕林八幡神社の創建は、伝承によると平安時代後期に後三年合戦が発生し鎮守府将軍に就任した源義家が当地まで進軍した際、茶臼山(八乙女山)に立て籠もる賊徒を成敗する為、陣を構え賊徒を見事平定したそうです。後三年合戦終結後の寛治5年(1091)、義家は源氏の氏神である八幡神の分霊を勧請し、合戦で使用した鑓1本を奉納したと伝えられています。地名である「幕林」は義家が陣幕を張った事が、「鑓見内」は義家が奉納した鑓が由来になったとも云われています。中世に入ると、領主である戸沢氏から崇敬庇護され、戦国時代末期の角館城の城主である戸沢盛安は戦勝祈願の為に鉄鏃12点を奉納し、社領として田地500狩を寄進しています。

幕林八幡神社拝殿は木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き、平入、桁行5間、張間5間、正面1間向拝付き。本殿は覆い屋内部の為に不詳。神社山門は切妻、銅板葺き、三間一戸、桁行3間、張間2間、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、左右に随身座像安置。社宝である鑓1本と鉄鏃12点は貴重な事から平成3年(1991)に大仙市指定文化財に指定されています。

幕林八幡神社:写真

幕林八幡神社
[ 付近地図:大仙市鑓見内 ]
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