丸池様(遊佐町)概要: 丸池は湖面がエメラルドグリーンに輝き、神秘的な雰囲気があることから古くから「丸池様」と呼び信仰の対象になっていました。直径20m、水深3.5mの池の水は全て鳥海山からの湧水から賄われ、池自体を御神体とする丸池神社が祀られてきました。その事から丸池神社は鳥海山、月山を御神体として出羽国一之宮である大物忌神社摂社となっています。丸池神社拝殿は木造平屋建て、切妻、鉄板葺き、妻入、間口2間、正面1間向拝付き。本殿は一間社流造、鉄板葺き、拝殿が本殿の向いあっている珍しい伽藍配置となっています。祭神:田心姫命、市杵島姫命、多岐津姫命。
丸池様は鳥海山信仰の一翼を担う重要な史跡として貴重な事から名称「鳥海山大物忌神社境外末社 丸池神社境内」として平成20年(2008)に国指定史跡に指定されています。又、境内の社叢や丸池は神域として伐採や漁労が固く禁じられてきた為、古代からの自然形態が残され遊佐町指定天然記念物に指定されています。
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