今回の資料を作るにあたって、特に計画される建物の雰囲気やイメージといったものを重点的に調べることにしました。当然、費用、時間の都合もあるが、公共建築は、その町の顔であり、廻りの雰囲気のみならず、今後周辺の建物に大きな影響を与えると思ったからだす。機能的な部分は公民館とコミニティーセンターの複合施設であるが、プログラム的に動かせない部分が多いのは話の節々に聞き取れたので一住民の立場から、今回は省かせてもらうことにしました。
こういった公共建築を考える場合、大きく3つ視点から考えています。
- 地域(今回は西部地区)
- 周辺(今回は新屋地区)
- 敷地
資料1により西部地区の大まかな空間構成がわかると思います。新屋地区中心部の後背地が高台になっており、その為、湧き水等の湧水が豊富な地域になっています。又、雄物川の水運の船宿や、酒田に抜ける街道の宿場としても栄えていました。このことは地理的要因が非常に高いと思われます。
資料2ではもう少し細かなデザイン要素をさぐることにしました。町の街道沿いにある比較的新屋地区の特徴をもった15棟の建物をピックアップし8つの項目に訳分析しました。調査方法は、時間、費用の関係で踏査のみのため、内部のくわしいことはわからりませんでしたが、まとめたものを資料3に示しました。資料4では、建物の空間概念図を示しました。これも踏査のみのため主に文献等を参考にしたもでありますが、おおまかには合っていると思います。資料5では今回計画敷地を分析してみました。敷地の形状と道路との係わり合いや道路からどう見えるのかを検討しました。
資料1〜5までや歴史性を踏まえ、提案したものが左図です。これも時間がないため、サッシ等は書いていませんが、ある程度雰囲気はわかると思います。
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