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第2回委員会(まちづくりの点・線・面)


まちづくりの点・線・面とは

 よくまちづくり(観光等)を語る場合「点と点を結んで線としてやがて面ととするこで全体を活性化する。」等と言われているが、現実的に行動して成果を上げることはなかなか難しいことです。実際は点どうしも交通機関で結びがちで線にすらなっていません。点と点を結ぶにはいかに歩く又は自転車等の移動を増やすことに尽きると思います。目的地と目的地の間がゆっくりとした時間になれば、そこで寄り道をしたり、新たな発見をしたり、知人に出会ったり、そこで様々な出来事に遭遇する。まさに、まちのもっている魅力とはそいうものではないでしょうか?

現状のまちづくりの点・線・面の問題点

 現在郊外型店舗や公園など交通機関を利用しての行動があまりにも多くなっています。目的地までの移動と目的地での目的の行為、実にシンプルな行動だと思います。しかし、なぜ郊外型の店舗を皆さんが好んで行くのでしょか?単なる利便性だけではないのです。東京の渋谷や新宿、原宿などを思い描いてみてください。「まち」が騒然としていて、迷路のようになっています。これは地形によるものも大きいのですが、実にうまく「まち」が張り付いています。この迷路性が、空間に変化をもたせ、意外性や偶然性をもたらし魅力的にしているのです。人工物のはずが、毎日、毎時間変化している。それが「まち」なのです。郊外型の店舗も競争相手がいます。当然買い物客が単に買い物だけをしにこないということが十分にわかっています。そして、そのニーズにこたえた店舗が繁栄していくのです。今のまちづくりは、ある意味反対をいっています。利便性を追求して、道路の拡幅や、直線に道路を引きたがります。これは「まち」の魅力を壊しているといっても過言ではないのです。