小安峡温泉(湯沢市)概要: 小安は小安街道沿いにある集落です。江戸時代になると、ある程度街道も整備され、延宝3年(1675)に小安惣兵衛が関所定番になっています。その後人や物資の往来が増え天和元年(1681)に小安番所を設置し、湯沢から3人の藩士が半月交代で、務めていました。又、小安峡温泉は湯治場としても歴史があり、江戸時代には紀行家の菅江真澄も訪れ、藩主佐竹義和や、領主佐竹南家の奥方などの入湯記録も残っています。小安峡温泉の発見は400年以上前からと云えられ、江戸時代には湯宿14軒を数えました。小安峡温泉の共同浴場は小安温泉組合公衆浴場、元湯共同浴場(山神の湯)、皆瀬休養施設日帰り風呂の3箇所で低料金で利用できます。案内板によると「 その昔、木こりが山中の泉で足の傷を治している麋(カモシカ)を見て温泉を発見したという説と、片脚を折った鶴が脚を温めていたところ10日で治り飛び立つ姿を見て温泉を発見したという説があり、諸説いずれにせよ、温泉の効能を知った村人が湯壷(風呂場)を作り、近在の人が入浴したところ、さまざまな病気が治ったことから広く知られるようになり、院内銀山を見廻りに来た佐竹藩士がお供を連れて温泉を利用するなど、多くの人々でにぎわいました。佐竹藩では、温泉を発見し特に功績があった者に湯別当という称号を与え、温泉の税金(運上銀)を藩に納めた者だけが温泉経営を許されました。 小安峡景観保全協議会 」とあります。
小安峡温泉泉質: 単純温泉(低張性中性高温泉)
小安峡温泉効能: :神経痛・関節痛・疲労・婦人病・打撲
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