人形道祖神概要: 大館市花岡町二井山の人形道祖神は集落鎮守の参道に鎮座しています。本来の道祖神の趣旨からすると村境で悪霊などの侵入をふせぐ役割を持っているのですが、ここ花岡町の多くが神社の境内にあります(隣接する粕田では村境にある)。秋田県南部では仁王様や草仁王などと呼ばれることから、ここでも仁王像的な意味合いが強いのかも知れません。秋田県内では神社に山門があり仁王像を祀ってる所が今なお残っているところがあることからも神仏混交と道祖神が交じり合った形態のひとつなのかも知れません。容姿は峠を越して隣接する山田集落と似ていますが、性器を強調していません。又、男神と女神の位置関係も左右逆なのも多少気になります。
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