石の鹿島様概要: 湯沢市三梨町飯田にある人形道祖神です。同じ飯田集落でもこちらの方が支村に当たる為か、若干小振りです。この地域で見られる人形道祖神は「石の鹿島様」などと呼ばれているようですが、他と比べてもその様相はかなり異なります。小さい石碑に頭には藁で出来た兜を被り、腰には注連縄を結び木製の刀を指しています。どこか愛らしい印象を受けるのは小さいだけではないようです。集落の出入り口の2箇所に鎮座しているのですが片方は単身、もう一方は男女の鹿島様だと思われます。理由は良く分かりませんが隣接する集落も両サイドのデザイン要素が異なり興味深いところです。又、現在の秋田県内ではほとんど見られない「道切り」が見られました。他県のものと比べるとかなりシンプルなものですが本当に貴重な風習だと思います。
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