人形道祖神概要: 客殿神社の境内にあった為、御神木かも知れず確証はありませんが鹿島信仰の一種だと思います。隣接する荒処や深見内集落で見られるほど高い位置で注連縄が無く、一般的な高さでが注連縄に木製の刀が差してありました。逆に両集落にはありませんでしたが、鹿島様に刀がある例は多く、樋ノ口集落ではそれらを継承しているようです。江戸時代の紀行家菅江真澄は醍醐で大型な人形道祖神の姿を描いており、当時は湯沢市の岩崎で見られるような形だったと想像することが出来ます。ただ現在この地域では、元々の形から変形して集落境の木に注連縄をし鹿島様を祭る形式が定着しています。このように秋田県内では様々な人形道祖神が形を変えながら存在し、貴重な民俗的遺産と言えます。
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