人形道祖神概要: 能代市鶴形で見た人形道祖神は5体です。町に通じる全ての道に配置されていると思われるのであと数体あるかも知れません。道祖神というのは、道路の分かれ道や村や町の境界にいる神様のことで、ある種の結界を張っている訳です。よそ者や悪霊、穢れている体の人は直接村に入れず道祖神によって清められると考えられてきました。通常全国的に見られる道祖神は石像であまり大きくはありません。しかも、集落の入り口の1〜2箇所です。鶴潟では確認しているだけで4体で、その1体〃〃が個性的です。特徴的なことは体長2m前後で体は藁、顔は木の根っこの部分(根の部分が角の役割をしている)、右手あるいは右側に剣を持っている事です。面妖も恐ろしく、正に邪鬼を防いでくれそうです。同じように横手地方にも「鹿島様」があるのですが意味合い的には人形道祖神ですが雰囲気は大分異なるようです。
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