ジンジョ(地蔵)概要: 大館市山田集落にある人形道祖神はジンジョ(地蔵)様などと呼ばれています。秋田県南部と比べて大きな特徴は双体道祖神のように男神と女神とが並んで安置されているところです。隣接する大館市の花岡地区や白沢地区でもその傾向が強く現れています。秋田県南部では一部を除くと単身でいる場合が多く見られます。道祖神の由来からも双体道祖神の形式を取っていてもなんら不思議ではなく、むしろ自然な形の1つと言えるのではないでしょうか。その為なのか、男神、女神共に性を感じる部分がかなり強調されています。山田集落では並んでいる位置関係の理由はよく分かりませんが左側に白塗りした顔の女神、右側に赤塗りした顔の男神が並んでいます。野菜の絵を書いたふんどしをしているのも他地域では見られない特徴です。現在でも信仰が厚く、旧暦の10月末日には道祖神祭りと思われる「地蔵祭り」が行われます。現在、集落内部の7つの部落に分けそれぞれジンジョ(地蔵)様が祀られていますが。確認出来た6体を紹介します。※この部落だけは、周辺とは異なり、木製の板で人型に模って朱色に塗ったものです。理由は良く分かりませんが大館市雪沢地区とほぼ同じ形態をしています。
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