大仙市:豊川集落
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概要・歴史・観光・見所
大仙市豊川集落概要:
豊川は古い建物はありませんが水神社などが街道沿いにあり古くから開けた地域だと言う事が感じられます。白岩や角館、長野にも抜ける事が出来、交通には便が良かったようです。現在は店舗は少ないですが、建物はかなり密集して街道の雰囲気はあります。又、横沢と同様に才の神が存在します。現在は面だけが残り「
仁王面
」と呼ばれているようです。豊川小学校前にある仁王面は
円満造
作と言われています。
豊川集落:町並み・写真
六郷
本堂城回
豊川
角館
真崎野
生保内
円満造翁生家
今では、ドンパン節の元唄となった 「 円満造 甚句 」 の方が有名になりましたが、慶応4年に生まれ16歳で1人前の大工になっていたくらいの腕利きの宮大工です。「東北の左甚五郎」と呼ばれ、現在でも東北各地の寺社仏閣でその作品を見ることが出来るそうです。現在でも生保内街道沿いに生家が残り大きな案内板がかがけています。豊岡にも彼の作品が何箇所か残っています。
諏訪神社
案内板によると「この御堂は、北田家の内神で明治17年に当村の宮大工高橋市蔵に建築を依頼しました。高橋市蔵は俗称を「円満造さん」と呼ばれドンパン節の作者としても知られています。彼はこの仕事に2年の歳月をかけたといわれ、青年期の心魂を注いだ作品といわれています。社殿は9尺4面社で入母屋流れ造り、三方に廻縁をめぐらし、軒4面には龍頭の彫刻がほどこされています。また、左右に象鼻を出し、外陣向拝には龍水の彫刻が組み込まれています。小さな社ですが、個性的で精巧なつくりは高く評価されています。昭和50年に町重要文化財(大仙市指定)に指定されました。」とあります。
仁王面
仁王面は旧中仙町だけで無く隣接する旧太田町や角館町、田沢湖町などに多く見られます。本来は全身が藁で作られて集落の境に立ち悪霊や伝染病などを集落内に入れさせない一種の結界のようなものだったと言われています(
人形道祖神
)。毎年作り替えるのが常だったらしく現在では面だけになってしまったようです。右の写真は円満造翁が作ったとされる仁王面でガソリンスタンド付近に鎮座しています。 このような風習が残っていることは民俗学(民俗風習)的に大変珍しく興味深いところです。
水神社
水神社には秋田県内唯一の国宝「線刻千手観音等鏡像」が安置されています。案内板によると「この古鏡は、ここ豊川観音堂の「水神社」御神体として祀られている。延宝5年(1677)用水路工事の際、土中1.5mから発見されたと記録されている。青銅製で、直径13.5cm、縁の厚さ6o、重量525gで、表面にはスズのメッキがほどこされ、中央に千手観音立像、その周囲に観音八部衆、婆蘇仙や功徳天の姿が精巧なタガネ彫りで描かれている。藤原上期の優れた仏教芸術品で昭和28年に国宝の指定を受けた。」とあります。
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