永泉寺(由利本荘市給人町)

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概要・歴史・観光・見所
永泉寺(由利本荘市給人町)概要: 永泉寺は旧本荘藩主六郷家の菩提寺で寛永16年(1639)に創建され、本荘藩領内の曹洞宗で中心となしてきました。六郷氏は元々、現在の美郷町六郷一帯を支配していましたが、関ヶ原の戦いで東軍に組した功で府中一万石の大名格となり、更に元和9年(1623)二万石で本荘藩に加増されます。(現在、美郷町六郷にある永泉寺は当時の菩提寺です。)永泉寺は何度も火災にあいその度再建されていますが、楼門形式の山門だけは被害をほとんど受けず貴重な事から秋田県の指定文化財に指定されています。山門は慶応元(1865年)年に建立され、屋根は入母屋造りで千鳥破風が付いていて、2階部分に安置している釋迦三尊と十六羅漢の為の空気口の役割も果たしています。1階は左右に金剛力士像を配していて、門の天井は合天井になっています。大分痛んでいましたが、青の彩色がかなり印象的でした。門自体にも何かの古典と思われる透かし彫りがなされていて、あまりお眼に掛かれないものです。透かし彫りのデザインが同じ市内の前郷の「日枝神社」にも見て取れたのが興味深く(永泉寺のほうが堀が深く完成度は高い)感じました。その他の彫刻も繊細で、仕事をした地元本荘藩内の工人による地方の技術の高さがわかります。又、門の軸線上に「日住山」に配し、永泉寺自体の伽藍配置も考え抜かれています。本荘領三十三観音霊場第19番札所。山号:龍洞山。宗派:曹洞宗。本尊:聖観世音菩薩。

永泉寺:写真

永泉寺
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