亀田・稲荷神社(横手市増田町)概要: 稲荷神社には亀に載った子供が夢の中に出てきて、「ここに堰を造り田を開きなさい」と告げ、現在の亀田堰の最初になったという伝説が残っています。亀田集落の開村が江戸時代初期の元和8年(1622)との事ですから神社の創建時期もその頃ではないでしょうか。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て明治6年(1873)に村社に列し、明治45年(1912年)に神饌幣帛料供進社に指定されています。稲荷神社の拝殿は木造平屋建て、入母屋、鉄板葺、平入、桁行3間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り板張り。幣殿は両下造、鉄板葺き、間口1間、奥行4間。本殿は一間社切妻造り、鉄板葺き、平入。稲荷神社の社殿は寛文2年(1662)再建とありますので、もしその通りだとしたらかなり古い建物だと言えると思います。元々が茅葺屋根のようで、かなり重厚な感じを受け、周辺地域の総鎮守らしく彫刻も凝っていて4体の力士像が風雪を耐え屋根を支えています。祭神:稲倉魂命。
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