御嶽神社(由利本荘市道川)

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概要・歴史・観光・見所
御嶽神社(由利本荘市道川)概要: 御嶽神社は内道川集落より久保田(秋田)よりにある勝手集落の権現山の頂上付近に鎮座しています。権現山はこの周辺では最高峰である為、日本海の海上からも良く見える事から古くから麓の住民だけでなく、海運業者や漁業関係者から信仰の対象となってきました。御嶽神社の創建は奈良時代の養老元年(717)には柵戸の神が祭られたのが始まりとされ、平安時代初期の大同元年(806)に山形県にある御嶽神社から分祀して山の麓に勧請し、その後、別当が権現山の頂上に社殿を移しました。八木沢にある保呂羽山波宇志別神社(横手市大森町)とも関係が深いとされ、保呂羽山波宇志別神社と高尾金峰山(秋田県秋田市:現在の高尾神社)の祭神(八意思兼命)は同体と云われています。

鎌倉時代が成立した文治年間(1185〜1189年)に道川維証が社殿を再建し、その後は長く岩城郡を支配していた赤穂津氏(由利十二頭)が崇敬社として庇護し社殿の修復や寄進物があったそうです。中腹には寛政8年(1796)に付近の海に打ち上げられた大阪の北前舟が御影石の鳥居を奉納したものが現在でも健在し、江戸時代の年代の入った石燈篭や狛犬など多くの奉納物があり信仰の深さを感じます。現在の御嶽神社社殿は明治10年(1867)の火災で焼失後の明治11年(1868)に再建されたもので木造平屋建て、入母屋、鉄板葺、平入、桁行3間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り板張り、古社の雰囲気があり、多くの彫刻が施され、龍、獅子、象の目には黒く着色されているのは、象潟にある金峰神社に近いものがあります。又、屋根四隅には力士像があり、この形態は秋田県中央部に近似しています。祭神:八意思兼命、天照皇大神。

御嶽神社:写真

御嶽神社
[付近地図:由利本荘市岩城勝手]・[由利本荘市道川]
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