三上神社(横手市十文字町睦合)概要: 横手市十文字町睦合にある三上神社は案内板がなっかたので歴史や由来はよく分かりませんでしたが、鎮座地である乱場集落の鎮守と思われます。神社の名前から、三つの神様が合祀された三神神社が元々の名前だったのでしょうか?元々は一関村落に境内を構えていた神明堂、八幡堂、阿弥陀堂の3宇が江戸時代中期の宝永年間(1704〜1710年)に大洪水により大破し、寛政2年(1790)に現在地に境内を移し御堂を建立したと伝えられています(上記の3つの御堂が合祀した事で三神としたのかも知れません?)。古くから神仏習合していましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色が廃され、明治25年(1892)に現在の社号である「三上神社」に改められています。
現在の三上神社の社殿は明治25年(1892)に再建されたもので木造平屋建て、入母屋、鉄板葺、平入、桁行3間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り板張り、向拝欄間部には龍と荒波、木鼻には獅子の精緻な彫刻が施されています。鳥居からは直線上に配置されていないのが少々気になり、床の高さが周辺の神社より高く神格性を高めるだけだなく、近くに雄物川があることで水害にも備えていたのかも知れません。三上神社の社殿屋根の4隅にはこの地域に比較的多い力士像が鎮座しています。太身で鬼神の形相で屋根を支えています。祭神:品牟陀別命(八幡堂の祭神)、天照大御神(神明堂の祭神)。
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