打越城(大仙市大沢郷寺)概要: 案内板によると「別名白坂館ともいわれている。築城者、年は不明。南朝にかかわる口伝もあるというが、定かではない。なお、現在由利本荘市の内越城、別名寒風館と類似地名がある。近隣地域なので関係があるのかもしれない。移住者は楠正成の子孫、正家との説もあるようだ。」とあります。城跡は主郭、帯郭が確認出来、中世の陶磁器が発見されています。現在、郭だったと思われる平地に稲荷神社が鎮座しています。元中8年(1391)に楠木正家は成良親王(後醍醐天皇の皇子)を奉じて出羽へ下向し白坂館に入ったとの伝承が残り、近くにには楠木家の家系図を伝える家もあるそうです(成良親王は一般的には嘉暦元年:1326年〜康永3年:1344年の人物とされる為、年号的には合致しません)。
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