泉秀寺(由利本荘市東由利老方)概要: 泉秀寺は矢島領三十三観音霊場の1つで、寛永8年(1631)に館合周辺に玉米氏が開基となり永泉寺の華岳舜栄を招いて創建したと云われています。玉米氏は信濃守護職を担った小笠原氏の一族とされ、応仁年間(1467〜1469年)に小笠原式部少輔が当地に入封し地名に因み玉米姓を名乗ったとされます。玉米氏は由利十二頭の一角として長く当地を支配しましたが、天正18年(1590)に行われた太閤検地に抵抗した事で領地が安堵されず領主としては没落しています。泉秀寺の開基となった玉米氏はその後裔と思われ、一族は土着し帰農したと考えられます。
泉秀寺は正徳5年(1715)に火災にあい、享保2年(1717)に現在地に移転したそうです(旧地である館合は、玉米氏の居城である玉米館が廃城になった事で城下町としての役割を終え、本庄街道の宿場町だった東由利老方に遷ったと思われます)。現在の本堂は昭和20年(1945)に再建したもので、山門をくぐると境内はかなり広く芝が張り詰められています。寺院特有な緊張感が薄く開放された雰囲気を強く感じました。建物もかなり大きいのですが境内が明るく広い為、威圧感はありません。山号:玉米山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。
|